南河内地方の郷土料理【かすうどん】

かすうどんとは?

かすうどんはうどんのトッピングに油かすを使用したもので、カリカリ香ばしい油かすがうどんスープとも相性がよくやみつきになると人気です。この油かすは大阪の南河内地方で昔から食べられていた郷土料理で、河内の独特な文化が食にも表現されているようです。
元は食用油を作るために脂肪がたくさん付いている牛肉の小腸などの内臓部分を鍋で熱していたときにできた残りかすでした。油を作るときにできた残りかすのため油かすと呼ばれるようになり、食べてみると予想以上に美味しかったことから改良されて今の旨味たっぷりな油かすが作られました。油かすはホルモンの油が抜けるまで時間をかけて揚げて作られるため、余計な脂肪がなくカリカリに仕上がります。
また、中はコラーゲンがプルプルしており不思議な食感が楽しめます。油かすにうどんスープをかけることで油かすの旨味成分がスープに溶け込み、まさに絶品です。
低脂肪なのに高タンパクで、クセになる旨味がある油かすはうどんだけでなくお好み焼きや焼きそばの具材としても美味しく使用できます。

かすうどんの特徴

油かす

牛肉のホルモンを油でじっくり揚げて作ります。脂肪が抜けて旨味が凝縮された油かすは、カリカリしていて噛むたびに味がでます。

だし

関西のうどんは薄口醤油を使っており色は透明です。昆布や煮干しで出汁をとるのが主流です。

作り方

小腸をカットして油で揚げます。時々ひっくり返しながら水分を飛ばし、きつね色で香ばしい香りがしてきたら油かすの出来上がりです。

間は使う

油かすをトッピングしてスープを注げばかすうどんの完成です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です